04.19.16:29
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10.06.20:29
闇と光の狭間に彼は目覚め
ニールは生きてるよ!パラレル。
オリキャラ(別ジャンル…とでも言うべきかな?)注意。とにかく注意。
読みにくい(一番注意)
微妙にハレロク
どれほどの間この空間にいるんだろう。
白くも黒くもない、暑くも寒くもない、なにもない空間。そのなかで胎児のように丸まっている。
否、丸まっていると感じるだけで感覚と呼べるものがすべて切り離されているようだ。なにも音がしないときに聞こえるキィ…ンとした静寂の耳鳴りもしない。そもそも、耳が目が、手足があるのかさえも分からない。
上も下も左も右も分からない。
ずいぶん長い時間が過ぎたような気がする。いや、もしかしたらずっと居た、という記憶を持ってたった今現れたのかもしれない。
どちらにしても大して意味はない。
微睡んでは目覚め、意識を失っては覚醒し。
これといったことは考えても考えても、次に覚めたときにはぼんやりとしてしまっている。
自分が生きているのか死んでいるのか、それさえもはっきりしない。
それ以前に、自分がどうしてこんな状況になったのかも覚えちゃいねぇ。
いや、もっと根本的なことを言えば、俺は…………誰だ?
口を開いて呟いたつもりだったが、なにも聞こえない。そもそも、俺は―――本当に呟いたのか…?
…だめだ、意識がまとまらない。
ああ
まただ。
ま
た
堕
ち
る
…?
何かがそっと自分に触れているような。
今まで覚えのない感覚、だな。
でも、暖かい。どこか懐かしい。
…あ、頭が撫でられてるのか。
なんでだ、自分はなにも、覚えちゃいないのに。
覚えちゃいない? …………あぁ、そうだ。
俺は…。
俺は、よく似た温もりを。
「かあ…さん」
驚くほどするりと声が出た。声が聞こえた。
目は…開いているつもりだがなにも見えない。
そっと頭を撫でていた手が移動して額の辺りに触れる。
「どうしてここまで迷い込んでしまったの? 駄目だよ、君はまだ。入れてあげない」
男なのか女なのか。どちらともつかない透明な声。
「ずいぶんと蝕まれてしまっているから手は貸すけど、帰り道は自分で探すんだよ。ニール、ニール・ディランディ」
ニール…ディランディ………名前、誰の? …そうか、俺か。
少し、視界がはっきりとする。といっても、ぼんやり色が分かるくらいだ。しかし、右側はなにも分からない。あの、すべてが現実感を持たなかったとき以上に、なにも。
何故…?
焦って、かと思えば頭が冷える。
そうだ、俺の不手際だ…。
思い出したのではない。隠れていたものが現れたといった感じだ。
「そう…片目を失っても、君ができることを」
まるで俺の考えを見透かしてるみてーだ。でも、それがイヤではない。
ぼんやりと、明るい色が見える。金か銀か、判別はつかないが、そのどちらか。その中に紛れるように空があった。
俺の故郷で、夏の間だけ鮮やかに見れる、空の色―――。
それに手を伸ばそうとしたら先ほど自分を撫でていたそれとはまるで違う乱暴な手が自分を引っ張り上げる。
「ったく、チンタラしてんじゃねーぞ。犯るぞコラ」
乱暴でぶっきらぼうな、それでもどこか嬉しそうな声。顔を上げれば、やっぱりぼやけた視界の中で強い光を放つ金色が、不思議と鮮やかに見えた―――。
*後書き*
せーの。なんだコレ!!!!!
しかも尻切れトンボ!!せめて現実で目が覚めるまで書けよっ!
つーかなんだよこのハレルヤの扱い!死亡扱いかって殺され…グハアッ(金の目の誰かさんに後ろから蹴られる)
復帰第一作目がこんな申し訳ないのでホンットすみません。。。
ちなみにこれに出てきた名無しは管理人の別サイトをご存じの方なら…分かる、かと。
まぁ…(分からない方は)なんか神様的なモノを連想してください。ちなみに、書いた当人でさえ二キャラのどっちかで決めかねてます(爆)
オリキャラ(別ジャンル…とでも言うべきかな?)注意。とにかく注意。
読みにくい(一番注意)
微妙にハレロク
どれほどの間この空間にいるんだろう。
白くも黒くもない、暑くも寒くもない、なにもない空間。そのなかで胎児のように丸まっている。
否、丸まっていると感じるだけで感覚と呼べるものがすべて切り離されているようだ。なにも音がしないときに聞こえるキィ…ンとした静寂の耳鳴りもしない。そもそも、耳が目が、手足があるのかさえも分からない。
上も下も左も右も分からない。
ずいぶん長い時間が過ぎたような気がする。いや、もしかしたらずっと居た、という記憶を持ってたった今現れたのかもしれない。
どちらにしても大して意味はない。
微睡んでは目覚め、意識を失っては覚醒し。
これといったことは考えても考えても、次に覚めたときにはぼんやりとしてしまっている。
自分が生きているのか死んでいるのか、それさえもはっきりしない。
それ以前に、自分がどうしてこんな状況になったのかも覚えちゃいねぇ。
いや、もっと根本的なことを言えば、俺は…………誰だ?
口を開いて呟いたつもりだったが、なにも聞こえない。そもそも、俺は―――本当に呟いたのか…?
…だめだ、意識がまとまらない。
ああ
まただ。
ま
た
堕
ち
る
…?
何かがそっと自分に触れているような。
今まで覚えのない感覚、だな。
でも、暖かい。どこか懐かしい。
…あ、頭が撫でられてるのか。
なんでだ、自分はなにも、覚えちゃいないのに。
覚えちゃいない? …………あぁ、そうだ。
俺は…。
俺は、よく似た温もりを。
「かあ…さん」
驚くほどするりと声が出た。声が聞こえた。
目は…開いているつもりだがなにも見えない。
そっと頭を撫でていた手が移動して額の辺りに触れる。
「どうしてここまで迷い込んでしまったの? 駄目だよ、君はまだ。入れてあげない」
男なのか女なのか。どちらともつかない透明な声。
「ずいぶんと蝕まれてしまっているから手は貸すけど、帰り道は自分で探すんだよ。ニール、ニール・ディランディ」
ニール…ディランディ………名前、誰の? …そうか、俺か。
少し、視界がはっきりとする。といっても、ぼんやり色が分かるくらいだ。しかし、右側はなにも分からない。あの、すべてが現実感を持たなかったとき以上に、なにも。
何故…?
焦って、かと思えば頭が冷える。
そうだ、俺の不手際だ…。
思い出したのではない。隠れていたものが現れたといった感じだ。
「そう…片目を失っても、君ができることを」
まるで俺の考えを見透かしてるみてーだ。でも、それがイヤではない。
ぼんやりと、明るい色が見える。金か銀か、判別はつかないが、そのどちらか。その中に紛れるように空があった。
俺の故郷で、夏の間だけ鮮やかに見れる、空の色―――。
それに手を伸ばそうとしたら先ほど自分を撫でていたそれとはまるで違う乱暴な手が自分を引っ張り上げる。
「ったく、チンタラしてんじゃねーぞ。犯るぞコラ」
乱暴でぶっきらぼうな、それでもどこか嬉しそうな声。顔を上げれば、やっぱりぼやけた視界の中で強い光を放つ金色が、不思議と鮮やかに見えた―――。
*後書き*
せーの。なんだコレ!!!!!
しかも尻切れトンボ!!せめて現実で目が覚めるまで書けよっ!
つーかなんだよこのハレルヤの扱い!死亡扱いかって殺され…グハアッ(金の目の誰かさんに後ろから蹴られる)
復帰第一作目がこんな申し訳ないのでホンットすみません。。。
ちなみにこれに出てきた名無しは管理人の別サイトをご存じの方なら…分かる、かと。
まぁ…(分からない方は)なんか神様的なモノを連想してください。ちなみに、書いた当人でさえ二キャラのどっちかで決めかねてます(爆)
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