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ダブルオー。録音受けの(今のところは)期間限定ブログ。 2007/11/8開設。
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03.19.12:07

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  • 03/19/12:07

11.10.12:33

ある日ある時ある島で

荒+禄+ハロ

カプには一歩どころか十歩ほども届かないほのぼ、の…?


寝てる間に体勢が悪くて首を痛めた録音。
ハレルヤを出しそうになって慌てて軌道修正した(ある意味)曰く付きの代物。
アレルヤのロク兄に対する言葉遣いがよく分からないので、敬語タメ口ごっちゃ混ぜ。微妙にハロに嫉妬。
題名は適当。






 目を覚まして、起きようとしたら首が痛くて動かなかった。どうやら体勢が悪かったらしい。机の上で、おかしな体勢で寝ていたものだから、首の筋が張ってしまうかなんなりしたのだろう。
「寝違えたか…?」
 足下でハロがビョンビョン飛び跳ねながら、
「ネチガエタ、ネチガエタ」
 と復唱するのに、決めつけんなよ、と力なく反論しながら、ロックオンは仕様がないので、姿勢を変えないままそのままで居た。
 そのまましばらく大人しくしていたら、この小島で、自分と同じく待機の身である年下のマイスターが入室してくる。髪が少し濡れていた。シャワーを浴びてきたのだろうか。
「…どうかしましたか?」
「あ~」
 どう言ったものかと思案する。しかし、彼の足下で飛び跳ねている高性能AIの言葉の方が早かった。
「アレルヤ、ロックオン、ネチガエタ、ネチガエタ」
「おーまーえーはーー」
「え……大丈夫、かい?」
 ハロの言葉に心配そうな顔になったアレルヤに、ロックオンは大丈夫だと言うことを諦めた。
「体勢が悪かったらしくてな」
 首が痛い、と言いつつ少し顔を動かす。相変わらず痛むが、最初ほどではない。
「寝違えた時って温めるんでしたっけ。それとも冷やす…?」
「いや、良いって。しばらく動かさないでおけばなんとかなるだろ」
 幸いにも今はミッションの知らせは入ってないしな、と続けながら軽く苦笑した。
「急の任務が入ったらどうするんです?」
 机の向かいに座った、普段穏やかな彼には珍しい、からかうような言葉。考えないようにしてることを言うなよ、と呻きながら、ロックオンは今度は机の下でコロコロしているハロを器用にも片手でとっ捕まえて、机の上でゴロゴロさせる。
「まぁ、あなたは僕らの中で一番遠距離専門ですからね。2人ないしは3人でのプランが来ることを願っていたらどうです?」
「そう、だな…」
「イタイ、イタイ! ヤサシクシテ、オウボウ!」
 会話が一段落するのをまっていたかのように高い合成ボイスが上がる。
「ちょっ、おま……そんな台詞何処でッ」
 本気でショックを受けているロックオンとは裏腹に、アレルヤは何とも言えない表情で彼に構って貰っているオレンジ色の球体を見ていた。
 ひっそりと、いつか解体してやろうか、などという物騒なことを考えながら…。

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