03.29.19:19
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12.17.02:15
お題:着衣
「idiom」で開催されたチャットでアミダで作品書くことになり、「着衣・ハレルヤ」という超難題のお題にとりくんでみますた。
時間軸、いつでしょうか…?四ヶ月の空白期間………?
そして、ハレルヤの言葉遣いが掴めておりませぬ…(汗)
まだ途中なので、ちょいちょいと書き加えたり訂正したりする予定です。今日中には書き上げたい…。
書き終わりました。とゆーより、尻切れトンボの終わり方にしかなりませんでした(爆)
このURLが「idiom」のお二方に…………………うわあぁぁあ(戦慄)
アレルヤとの二人連れでミッションの下見の為に来ていた地での偵察を終え、チェックインしていたホテルの一室に戻ったところで、違和感は覚えていた。
もう、夕暮れが半ば以上夜に侵蝕されているのに、部屋の中は明かりもなく薄暗かったのが一つ。そして何より、ソファに腰かけていたマイスターが纏う気配が、いつもとは似ても似つかぬ凶暴なものであったこと。
「どうした、アレルヤ」
その言葉に、視えざる糸でも付いていたかのように彼はソファから立ち上がった。ゆらりと。そんな様子に、警鐘がけたたましく鳴る。それを押さえつけたのは、足音もなく相手が近付いてきたからだ。
「……どうでしたか? 様子は」
「可もなく不可もなくってとこ…………ッ?!」
唐突に、アレルヤにあるまじき乱暴さで腕を掴まれて床へ引き倒される。足の間に素早く体を割り込まれて、身動きが取れなくなった。
目の前に晒されたのは、鋭い目付きに反して宿るのは普段の穏やかな灰色ではなく、鋭い、人を傷付ける刃物のような輝きを持った………金。
「ハレ……ルヤ…ッ!」
アレルヤから一度だけ聞いた、彼の内に潜んだ半身。
「どうだ? アレルヤみてーだったか?」
クツクツ、と喉の奥で笑うと、不意に不機嫌そうな顔になる。
「めんどくせーの着てやがんなぁ、リーダーサマよぉ」
その言葉と共に、顔に続け様に小さな物がぶち当たった。着ていたシャツの、ボタンが力任せに引きちぎられたのだ。当たったところが、ヒリヒリと痛い…というより、熱い。
薄闇の中で、金色(こんじき)の瞳が獲物を射程距離に捕らえたかのように獰猛に細まる。そしてそのまま顔が近付いて、喉に唇が触れた。
(喰われる…)
咄嗟に感じた考えとは裏腹に、男は首筋を軽く噛んだだけで、その舌はゆっくりと肌をなぞって伝い落ちていく。ボタンが無くなったシャツをはだけさせつつ、それでも脱がそうとはしない。
その爪が軽く胸の突起を弾いたところで我に返って抗おうとするも、その手はいとも容易く空いた方の手で絡め取られる。頭の上で一つにまとめられて、床に押し付けられた。ひやりと背に冷えが伝わってくる。押し倒されたのが絨毯等の敷いてある場所でなくて良かったと、ふと場違いなほど冷静に思った。
「暴れるなよ…つっても、聞かねえか」
犬歯を露わに嗤うと、なにを思ったか彼――ハレルヤはいきなり押し倒していたはずのロックオンを引き起こす。
その際に、意図してかそうではないかは定かでないが膝でまだ萎えた所を擦られて、ロックオンは軽く身じろいだ。それに気付いてかいないでか、引き起こしたその手はシャツの上に羽織っていた上着を脱がせる。背中に回した腕にそれを巻き付けて縛り上げると、それに満足げに喉を鳴らした。
僅かにずれた暗い色のシャツをさらに口でくわえてずらすと、露わになったしなやかな筋肉に覆われた肩に顔を埋め、強く吸い上げる。肌の白さは刻一刻と暗くなりつつある部屋の中でもぼんやり浮き上がって見えるようで、ほんの僅か晒された白さにハレルヤは飽きることを知らぬかのように指を這わせた。
「服着たままのあんた、ってのもエロいな。これで行くか」
眩い陽光が瞼ごしに無遠慮に突き刺さって、泥のように重い意識が覚醒させられる。少し身じろぐと、体の筋が張っているのが分かった。堅い床の上で寝ていたからだろう。
うっすら目を開けば、薄い皮膚一枚がブラインドの役目を果たして遮っていた日の光が視界を灼いて、痛みに近い感覚に思わず目を瞑る。
閉じたままで明るさに目が慣れて、最初の衝撃が和らぎ消えていくのを待つ。
そして、再び目を開いた。
眩しいことには変わりないが、先ほどよりはマシにものを映すようになった目で周囲を見渡す。視界が届く範囲では、自分の体を好き勝手扱った、あの姿は見受けられなかった。
もうアレルヤに戻っているのか、まだハレルヤのままなのか。
そんなことをぼんやりと考えながら身を起こそうとして、腰に走った言いようのない痛みに声もなく床に突っ伏す。手に掠めるように触れたものを掴めばそれは、引きちぎられたボタンだった。その小さな物が、自分が今どんな格好をしているのか思い出させるきっかけとなる。
全身がだるくて動く気も沸いてこなかったために失念していた、中途半端に脱がされ、手足に絡みついた服の存在。しかもそれが、元々ゼロに近い行動しようとする気力をさらに削る。
中に出されたので早く掻き出さなければいけないことは分かっていたが、腰が痛い、体がだるくて動けない、服が鬱陶しいの三重苦がそんな理性的な考えに勝った。
ドアの開く音がした。音のした方向からして出入り口ではなく、バスルームの方だろう。シャワーでも浴びていたのか。
顔だけをそちらに向ける。
どちらなのか、それを確認するために―――――。
時間軸、いつでしょうか…?四ヶ月の空白期間………?
そして、ハレルヤの言葉遣いが掴めておりませぬ…(汗)
書き終わりました。とゆーより、尻切れトンボの終わり方にしかなりませんでした(爆)
このURLが「idiom」のお二方に…………………うわあぁぁあ(戦慄)
アレルヤとの二人連れでミッションの下見の為に来ていた地での偵察を終え、チェックインしていたホテルの一室に戻ったところで、違和感は覚えていた。
もう、夕暮れが半ば以上夜に侵蝕されているのに、部屋の中は明かりもなく薄暗かったのが一つ。そして何より、ソファに腰かけていたマイスターが纏う気配が、いつもとは似ても似つかぬ凶暴なものであったこと。
「どうした、アレルヤ」
その言葉に、視えざる糸でも付いていたかのように彼はソファから立ち上がった。ゆらりと。そんな様子に、警鐘がけたたましく鳴る。それを押さえつけたのは、足音もなく相手が近付いてきたからだ。
「……どうでしたか? 様子は」
「可もなく不可もなくってとこ…………ッ?!」
唐突に、アレルヤにあるまじき乱暴さで腕を掴まれて床へ引き倒される。足の間に素早く体を割り込まれて、身動きが取れなくなった。
目の前に晒されたのは、鋭い目付きに反して宿るのは普段の穏やかな灰色ではなく、鋭い、人を傷付ける刃物のような輝きを持った………金。
「ハレ……ルヤ…ッ!」
アレルヤから一度だけ聞いた、彼の内に潜んだ半身。
「どうだ? アレルヤみてーだったか?」
クツクツ、と喉の奥で笑うと、不意に不機嫌そうな顔になる。
「めんどくせーの着てやがんなぁ、リーダーサマよぉ」
その言葉と共に、顔に続け様に小さな物がぶち当たった。着ていたシャツの、ボタンが力任せに引きちぎられたのだ。当たったところが、ヒリヒリと痛い…というより、熱い。
薄闇の中で、金色(こんじき)の瞳が獲物を射程距離に捕らえたかのように獰猛に細まる。そしてそのまま顔が近付いて、喉に唇が触れた。
(喰われる…)
咄嗟に感じた考えとは裏腹に、男は首筋を軽く噛んだだけで、その舌はゆっくりと肌をなぞって伝い落ちていく。ボタンが無くなったシャツをはだけさせつつ、それでも脱がそうとはしない。
その爪が軽く胸の突起を弾いたところで我に返って抗おうとするも、その手はいとも容易く空いた方の手で絡め取られる。頭の上で一つにまとめられて、床に押し付けられた。ひやりと背に冷えが伝わってくる。押し倒されたのが絨毯等の敷いてある場所でなくて良かったと、ふと場違いなほど冷静に思った。
「暴れるなよ…つっても、聞かねえか」
犬歯を露わに嗤うと、なにを思ったか彼――ハレルヤはいきなり押し倒していたはずのロックオンを引き起こす。
その際に、意図してかそうではないかは定かでないが膝でまだ萎えた所を擦られて、ロックオンは軽く身じろいだ。それに気付いてかいないでか、引き起こしたその手はシャツの上に羽織っていた上着を脱がせる。背中に回した腕にそれを巻き付けて縛り上げると、それに満足げに喉を鳴らした。
僅かにずれた暗い色のシャツをさらに口でくわえてずらすと、露わになったしなやかな筋肉に覆われた肩に顔を埋め、強く吸い上げる。肌の白さは刻一刻と暗くなりつつある部屋の中でもぼんやり浮き上がって見えるようで、ほんの僅か晒された白さにハレルヤは飽きることを知らぬかのように指を這わせた。
「服着たままのあんた、ってのもエロいな。これで行くか」
眩い陽光が瞼ごしに無遠慮に突き刺さって、泥のように重い意識が覚醒させられる。少し身じろぐと、体の筋が張っているのが分かった。堅い床の上で寝ていたからだろう。
うっすら目を開けば、薄い皮膚一枚がブラインドの役目を果たして遮っていた日の光が視界を灼いて、痛みに近い感覚に思わず目を瞑る。
閉じたままで明るさに目が慣れて、最初の衝撃が和らぎ消えていくのを待つ。
そして、再び目を開いた。
眩しいことには変わりないが、先ほどよりはマシにものを映すようになった目で周囲を見渡す。視界が届く範囲では、自分の体を好き勝手扱った、あの姿は見受けられなかった。
もうアレルヤに戻っているのか、まだハレルヤのままなのか。
そんなことをぼんやりと考えながら身を起こそうとして、腰に走った言いようのない痛みに声もなく床に突っ伏す。手に掠めるように触れたものを掴めばそれは、引きちぎられたボタンだった。その小さな物が、自分が今どんな格好をしているのか思い出させるきっかけとなる。
全身がだるくて動く気も沸いてこなかったために失念していた、中途半端に脱がされ、手足に絡みついた服の存在。しかもそれが、元々ゼロに近い行動しようとする気力をさらに削る。
中に出されたので早く掻き出さなければいけないことは分かっていたが、腰が痛い、体がだるくて動けない、服が鬱陶しいの三重苦がそんな理性的な考えに勝った。
ドアの開く音がした。音のした方向からして出入り口ではなく、バスルームの方だろう。シャワーでも浴びていたのか。
顔だけをそちらに向ける。
どちらなのか、それを確認するために―――――。
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